令和4年7月 鳥取県臨床心理士会会長 木村一朗 |
こんなときだからこそ“葛藤外の自我領域”を伸ばそう
ひとつのみの峠を越えるのに比べて、何度も登り降りを繰り返す行程では、疲れは格段に増し、時には歩みを続けることさえできなくなるものです。終わること、報われることの期待がくつがえることの痛手は大きいです。一昨年に始まったコロナ禍は、大方の予想(期待)に反して、いくつものピークを経ながら今なお続き、疲弊の度合いがあちこちで増している様子がうかがえます。
そんな中、中長期に備える構えが必要そうです。一時的にこころを解放することのできる時間をもつのもいいでしょう。短時間でも、意識して自分自身をメンテナンスし、こころの柔軟性を保つ習慣を、ぜひ生活の中に取り入れてください。
私たち臨床心理士はカウンセリング、心理アセスメント、コンサルテーション・地域援助、研究・調査などによって、倫理綱領を遵守しながら、それぞれの立場でお役に立ちたいと考えています。
なお、2019年に初めての心理職の国家資格である公認心理師資格取得者が誕生し、当会会員も多くが取得しています。臨床心理士資格は所持されていなくて公認心理師資格のみをもっておられるかたも、所定の申請・審査手続きを経ていただくと、当会主催の研修会に参加していただくことができる制度を当会は設けています。
該当のかたは是非ご連絡ください。ともに資質と技能の向上に努めていきましょう。
2022年7月
会長 木村一朗
令和4年5月 鳥取県臨床心理士会会長 木村一朗 |
コロナ禍のその先を見据えて
今年5月、2005年に実施されて以来となる役員選挙が行われ、会長に選任されました。本会にはその設立作業から関わってきました。過去と未来をつなぐ役割を果たしていきたいと考えています。
昨年から続くコロナ禍は、子どもも含めた人びとの暮らしとこころとからだにさまざまな影響を与えているように見えます。今、平穏を保っているように見える人も、それはそれぞれの頑張りによって維持されているとまずは考えたほうがよさそうです。ほどよいいたわりと見守りの眼差しをお互い向け続けるような配慮が求められます。
私たち臨床心理士はカウンセリング、心理アセスメント、コンサルテーション・地域援助、研究・調査などによって、倫理綱領を遵守しながら、それぞれの立場でお役に立ちたいと考えています。
なお、2019年に初めての心理職の国家資格である公認心理師資格取得者が誕生し、当会会員も多くが取得しています。臨床心理士資格は所持されていなくて公認心理師資格のみをもっておられるかたも、所定の申請・審査手続きを経ていただくと、当会主催の研修会に参加していただくことができる制度を当会は設けています。
該当のかたは是非ご連絡ください。ともに資質と技能の向上に努めていきましょう。
2021年5月
会長 木村一朗
令和2年11月 鳥取県臨床心理士会会長 灘本百美 |
令和2年11月 鳥取県臨床心理士会会長 灘本百美