令和5年6月 鳥取県臨床心理士会会長 廣澤あすか

 

コロナ禍を振り返る;これからの生活と心のありよう

 今年5月、新型コロナウィルス感染症の感染症法上の位置づけが従来の2類から5類へ移行したことに伴い、私たちの生活も少しずつ制限が緩み気持ちもホッとする場面が増えてきたように思います。それでも医療や福祉の分野ではまだ気が抜けない、学校でも生徒らがなかなかマスクを外しにくい、というようなことはありますね。

 コロナ禍の3年間、私たちは多くの新しい状況(その多くはネガティブなものでしたが)を目にし、その中に放り込まれたことでどんな気持ちで過ごしてきただろうか、と最近よく考えます。コロナ禍の初期においても「こんな状況を生きることは今までなかった、今起こっていることとそれに対する人々や自分自身の反応を覚えておこう」と思ったことを覚えています。

 目に見えない不安が高まると目に見える敵を作って攻撃したくなるんだな、ということ。そしてそれは相当苛烈なものになりうるということ。「(私だけは)大丈夫なんじゃない?」とつい思いがちになること。普段あまり意識しない国や政治のあり方について身近に感じたりいろいろな感慨を抱いたりしたこと。仕事に出られなくなったことで逆に普段なかった余裕が生まれ、生活を振り返るきっかけになったこと。皆さんはいかがですか?

 私たち臨床心理士は病院・クリニック等の医療現場やスクールカウンセラーとして勤める学校現場だけではなく、乳幼児健診における相談業務や犯罪被害、災害や事件事故等における緊急支援などの被害者支援、ハローワークや児童相談所など産業・福祉・行政分野等、さまざまな分野・立場で皆さんのお役に立ちたいと願い活動しています。鳥取県臨床心理士会としても会員の皆さんの日々の活動を支えるべく、また臨床心理士の社会的認知度や立場の向上を目指して渉外活動や研修活動に力を注いでいきたいと思います。

 また、2019年には初めての心理職国家資格である公認心理師資格取得者が誕生し、当会会員も多くが取得しています。公認心理師資格のみお持ちの方も、所定の手続きを経ていただくことで当会主催の研修会に参加できる制度を設けていますので該当の方はぜひご連絡ください。身近に相談できる場があること、気軽に話し合える関係性の中でお互いの資質と技能の向上に努めていければと思っています。

                              

                            令和5年6月                                

                            会長 廣澤 あすか

 
 
   令和4年7月 鳥取県臨床心理士会会長 木村一朗
 

こんなときだからこそ“葛藤外の自我領域”を伸ばそう

 ひとつのみの峠を越えるのに比べて、何度も登り降りを繰り返す行程では、疲れは格段に増し、時には歩みを続けることさえできなくなるものです。終わること、報われることの期待がくつがえることの痛手は大きいです。一昨年に始まったコロナ禍は、大方の予想(期待)に反して、いくつものピークを経ながら今なお続き、疲弊の度合いがあちこちで増している様子がうかがえます。

 そんな中、中長期に備える構えが必要そうです。一時的にこころを解放することのできる時間をもつのもいいでしょう。短時間でも、意識して自分自身をメンテナンスし、こころの柔軟性を保つ習慣を、ぜひ生活の中に取り入れてください。

 私たち臨床心理士はカウンセリング、心理アセスメント、コンサルテーション・地域援助、研究・調査などによって、倫理綱領を遵守しながら、それぞれの立場でお役に立ちたいと考えています。

 なお、2019年に初めての心理職の国家資格である公認心理師資格取得者が誕生し、当会会員も多くが取得しています。臨床心理士資格は所持されていなくて公認心理師資格のみをもっておられるかたも、所定の申請・審査手続きを経ていただくと、当会主催の研修会に参加していただくことができる制度を当会は設けています。
 該当のかたは是非ご連絡ください。ともに資質と技能の向上に努めていきましょう。
 

2022年7月    
会長  木村一朗

 
 
   令和4年5月  鳥取県臨床心理士会会長 木村一朗
 

コロナ禍のその先を見据えて 

 今年5月、2005年に実施されて以来となる役員選挙が行われ、会長に選任されました。本会にはその設立作業から関わってきました。過去と未来をつなぐ役割を果たしていきたいと考えています。

 昨年から続くコロナ禍は、子どもも含めた人びとの暮らしとこころとからだにさまざまな影響を与えているように見えます。今、平穏を保っているように見える人も、それはそれぞれの頑張りによって維持されているとまずは考えたほうがよさそうです。ほどよいいたわりと見守りの眼差しをお互い向け続けるような配慮が求められます。

 私たち臨床心理士はカウンセリング、心理アセスメント、コンサルテーション・地域援助、研究・調査などによって、倫理綱領を遵守しながら、それぞれの立場でお役に立ちたいと考えています。

 なお、2019年に初めての心理職の国家資格である公認心理師資格取得者が誕生し、当会会員も多くが取得しています。臨床心理士資格は所持されていなくて公認心理師資格のみをもっておられるかたも、所定の申請・審査手続きを経ていただくと、当会主催の研修会に参加していただくことができる制度を当会は設けています。
 該当のかたは是非ご連絡ください。ともに資質と技能の向上に努めていきましょう。

 

2021年5月    

会長  木村一朗

 
  令和2年11月  鳥取県臨床心理士会会長 灘本百美
 
 
鳥取県臨床心理士会のホームページへようこそ
 
 
 今年は新型コロナウイルス感染症という初めて経験する感染症に直面して、マスクの着用、三密を避ける、手洗い・換気、などと生活様式が変化し、不安を持たれている方も多いかと思います。このホームページを見てくださっている皆様にも、コロナ禍におけるお見舞いを申し上げます。このような状況下、臨床心理士として、また心理の仕事をしている会員の皆様におかれましては、更なる業務に多大に貢献されていることと推察いたしますとともに、感謝申し上げます。
 
 鳥取県臨床心理士会は、昭和40年代頃よりすでに鳥取市を中心に心理臨床に携わっている人が始めた勉強会を土台とし、1990(平成2)年2月に設立されました。医療・福祉・教育・司法・行政職のみならず、1995(平成7)年から調査委託事業が始まったスクールカウンセラー等活用事業における学校臨床分野、乳幼児健診をはじめとする児童福祉分野、犯罪被害および災害・事件事故に対する緊急支援などの被害者支援分野、ハローワーク等における産業労働分野等、ひとりひとりが様々な分野で活動する中で、会員数も増え、社会的な認知も高まってきました。
 
 当会は、(地の利の不便さもあり)地元での研修を増やしたい、と、研修会に力を注いできております。当会には正会員・準会員の臨床心理士のみならず『研修会参加承認者』という立場の心理職の人もいます。2018年には国家資格の公認心理師が誕生しましたが、公認心理師のみの資格者も『研修会参加承認者』として一緒に研修・研鑽ができます。心理職がこの令和の時代に活躍できるよう、オンラインによる研修会や総会・理事会なども取り入れながら、皆さんとともに成長していきたい、と願っています。

 令和2年11月  鳥取県臨床心理士会会長 灘本百美